K.Y.さん

デザイン・イラスト専攻 2016年卒業

人材コンサルティング会社でインハウスデザイナーとしてキャリアをスタート。
新卒採用イベントのブース・チラシ・パンフレット制作や自社ブランディングに関わる制作物を手がける。システム受託開発会社にWebデザイナーとして転職し、ECサイトやコーポレートサイトのデザイン・ディレクション、ロゴ、パンフレット、動画制作など幅広い業務に携わる。
現在、GMOインターネットグループ株式会社に所属。

学校生活で一番頑張ったこと

9年ぶりに復活！学園祭

よく課題のために徹夜していた思い出以外にも、学園祭を9年ぶりに復活させて実施したことが一番の頑張りだったと思います。
2年生になる前の春休みに、担任の先生に学園祭を復活させたいという思いを熱く伝え、先生の後押しを得ることができました。1年間かけて、実施に向けた調査や施策の考案、学内稟議のためのプレゼンテーションなどを行いました。また、2年で卒業予定だったのですが、次の年に実施されることになったため、3年制に変更しました。
3年生になってからは委員会を発足し、地域をまわって協賛を集めたり、マスコットキャラクターなど様々な制作物やSNS運用など、夜遅くまでみんなで準備を頑張りました。その結果、協賛金は目標の360%達成、来場者数も120%達成という大成功を収めることができました。

就職活動の思い出

多忙を極めた東京での就職

入学当時から東京で就職すると決めていたので、就活の時期は大阪と東京を何度も往復をしていました。
就活と並行して通常課題、実行委員長になっていた学園祭の準備、数ヶ月入院していた母のサポート、アルバイトなど学業でもプライベートでもやることが山積みでしたが、何かを理由にして逃げたくないという気持ちで取り組んでいました。でも担任の先生には弱音を吐いてましたね（笑）
東京での就職は私の代が初めてで、OBOG訪問などがない中で就活を始めました。
働きたい場所と、紙とWebのデザインが両方できるというやりたい仕事や環境は決まっていたものの、どんな企業に入りたいか、どんな人と働きたいか、どんな成長がしたいかなどビジョンは全く描けてないませんでした。説明会や面接などいくつか受けていく中で、そういったものは固まっていったなと思います。
そういえば当時就活を進めていく中で、大卒と専門卒に給料の差があることや応募資格に大卒しか載っていないなど、「能力」ではなく「学歴」でデザイナーの待遇が変わることにモヤモヤしていたことを思い出しました。
新卒で入った人事コンサル会社は、1次選考で面接官ではなく会場にいる選考者で次に進む人を選んだり、1週間のインターンに行ったり、合宿選考があったり、人となりを見るユニークな選考でした。
そこで一緒に選考を受けたメンバーと今でもたまに連絡取ったりしていて、就活でそんな出会いがあると思わなかったですね。

学校で学んだことがどう仕事で活かされているか

周囲を巻き込む

「周囲を巻き込むこと」かなと思います。
学園祭も私一人ではどうにもならなかったです。支えてくれる先生、一緒に盛り上げてくれる実行委員、委員会外からも助けてくれる同級生・後輩・先生など、多くの人の協力があって、無事成功させることができました。
もっと小さいことでいうと、課題のデザインに行き詰まった時は先生や先輩・友人に相談していました。そのおかげで自分にはない視点からのアドバイスをもらい、新たなアイデアが浮かんだり、問題解決の糸口を見つけたりすることができました。
仕事も同様に、個々人の能力や得意不得意、そして一人でこなせる範囲には限界があります。だからこそ、より良い成果を生み出すために、周囲の力を借りることが大事だと思います。